マルタ留学が気になっているけど、自分に向いているかな?
そう疑問に思っている方もいるのではないでしょうか?
本記事では、マルタ留学が気になっている人へ向けて、実際にマルタ留学を3か月経験した私がメリット・デメリットをご紹介します。
マルタ留学はこんな人に向いている!メリット・デメリット
ではさっそく、実際にマルタに留学してみて感じたメリットとデメリットをご紹介していきます。
マルタ留学のメリット
過ごしやすい気候
マルタは地中海性気候なので、年間を通して温暖な気候で、日本よりも雨の日が少ないのが特徴です。
乾期は気温が高いですが、雨も1か月に数回しか降らず、湿気が多い日本とは違ってカラッとしていて過ごしやすいです。
雨期は日本の梅雨のようにずっと降っているわけではなく、一日を通してぱらついた雨が降ったりやんだりしています。
冬も日本より少し寒くない程度で、過ごしやすいです。
費用が安い
マルタはほかの国と比べて語学学校の授業料が安いです。
あくまで目安ですが、同じヨーロッパのイギリスと比較してみましょう。
1か月 | 3か月 | 6か月 | 12か月 | |
---|---|---|---|---|
イギリス | 20万 | 58万 | 104万 | 207万 |
マルタ | 10万 | 33万 | 59万 | 118万 |
選ぶ語学学校によって金額が変動しますが、このように比べてみるとマルタの授業料の安さがわかります。
学校の場所や規模によって料金が違うので、エージェントに相談する際に特に学校が決まっていなければ、複数の学校の見積もりを出してもらうのがおすすめです。
景色がいい
マルタのいいところは、なんといっても景色です。
特に海はとてもきれいで、マルタの島の一つであるコミノ島は海に浮かんでいる船が浮いているように見えるほど透明度が高いです。
また、首都のバレッタは街全体が世界遺産に登録されており、マルタの建物の象徴であるハチミツ色の建物が建ち並んでいます。
イギリス英語が学べる
マルタ人が話す英語は、なまりはありますがイギリス英語が多いです。
実際に、私が通っていた語学学校ではマルタ出身ではない先生ももちろんいましたが、基本的に話していたのはイギリス英語が多かったイメージがあります。
授業でも、発音などの練習をするときにはイギリス英語の発音でした。
アメリカ英語よりイギリス英語が学びたい方はマルタ留学に最適です。
治安がいい
マルタの犯罪率の低さはヨーロッパの中でも第3位と、比較的治安がいい国となっています。
女性の夜の一人歩きはなるべく避けたほうがいいですが、実際に歩いてみると夜に女性が一人でランニングをしていたりするほどです。
ただ、日本と比べると決して安全ではありません。
観光客が多く集まる場所やマルサシュロックの朝市、バスの中などはスリの可能性があるので、持ち歩く現金は必要最低限の金額に抑え、しっかり肌身離さず貴重品を持ち歩くことが重要です。
ビーチでの置き引きなども多発しているので貴重品からは目を離さないようにしましょう。
絶対に近づかないほうがいい危険なエリアもあるので、そういうところには絶対に近づかないようにしましょう。
ヨーロッパへのアクセスがいい
マルタはほかのヨーロッパの国へのアクセスも良好なうえ、渡航費用もリーズナブルです。
ヨーロッパにはライアンエアーというLCCがあり、ライアンエアーを使えばとても安くほかのヨーロッパの国へ行くことができます。
目安ですが、料金を表にしてみると…
行き先 | 最安値 |
---|---|
パリ(フランス) | 3700円 |
ローマ(イタリア) | 2100円 |
マドリード(スペイン) | 4200円 |
このようになります。
とても安いですよね。
時期にもよりますが、安い時期だと日本で国内旅行するより安く済む場合もあります。
飛行時間も、日本からヨーロッパに行くよりはるかに短いので、休日はほかの国へ旅行をするのもマルタの楽しみ方の一つではないでしょうか。
さまざまな国籍の人がいる
マルタは、ヨーロッパ主要国からアクセスしやすいことから、語学学校にはイタリアやドイツ、フランスなどからの留学生が多いです。
また、コロンビアやブラジルなどの南米からの留学生も多いため、さまざまな国籍の人と交流できます。
マルタ留学のデメリット
人によっては飽きてしまうことも
マルタは面積が東京23区の半分ほどで、とても小さな国です。
だいたいの観光地はバスだと少し時間はかかりますが、車なら15分~1時間程度で到着します。
そのため、数か月あればほとんどの観光地をじっくり観光することができます。
もちろん留学なので勉強が最優先ですが、長期留学する場合は慣れてしまってマンネリ化してしまうこともあるかもしれません。
また、ショッピングスポットも少ないので、買い物を思う存分楽しみたい人には不便かもしれません。
日本からの距離が遠い
日本からマルタへの直行便はありません。
そのため、直行便が就航しているドバイなどの空港を経由し、マルタに行くという方法が一般的です。
所要時間も約18時間以上の便もあるので日本から行くには時間がかかり、大変かもしれません。
英語のなまりがある
公用語にマルタ語があるため、イントネーションがマルタ語寄りになることも。
日本人からすると聞き慣れないイントネーションになるため、なまりのある英語と感じられることもあるかもしれません。
道が整備されていない
マルタは基本的に道はあまり整備されていません。
ひびが入っていたり、ガタガタだったりする道も多いので、ヒールのある靴や脱げやすいサンダルで歩いていると転んでしまうことも。
私が生活していたときも、昨日まで工事していたはずの道がなぜかガタガタで、「本当に工事した?」と思うこともありました。
道を歩くときはスニーカーやストラップ付きのサンダルなどを履いて歩くことをおすすめします。
また、道が不安定なので車やバスでの移動は揺れます。
さらに、バスやタクシーの運転手は運転が荒い人も多いです。
乗り物に酔いやすい人は日本から酔い止めの薬を持っていくと安心です。
移動手段が少ない
マルタには電車が通っていません。
そのため、移動はバスやタクシーなどになります。
主な移動手段はバスです。
これはもちろんマルタに住んでいる人も同じなので、バスはとても混雑しています。
さらに、バスが満員の状態だとバス停に停車せずスルーされてしまうことも。
また、一応バスの時刻表はありますが時間通りに来ることはまずないです。
メインスポットから少し外れた郊外などはバスの本数も少ないのに来ないこともあります。
バスで移動する場合は余裕を持って行動するのがいいでしょう。
タクシーは、バスと比べると料金が高いので、友達と複数人で利用するなどして工夫するのもいいかもしれません。
ただ、道端でタクシーを捕まえるとぼったくりの可能性もあるので、なるべく完全固定料金制のタクシーアプリを使うようにしましょう。
ハイシーズンは料金が高めで人も多い
マルタは観光地としても有名なため、6月~9月にかけて観光客が集まります。
そのため、この時期は留学もハイシーズンとなり、ほとんどの学校でハイシーズン料金が発生します。
6月~9月は海にも入ることができて一番いい時期なのですが、その分料金が割高になるのでなるべく留学費用を抑えたい人はその時期を避けていくのがいいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
ここまでマルタ留学のメリットとデメリットをご紹介しました。
マルタはとても海と景色がきれいな素敵な国で、歩いているだけでも楽しい気分になれます。
国籍もさまざまなので、たくさん交流することで視野を広げることができるでしょう。
ぜひ、マルタへの留学に挑戦してみてください!